QC資料作りは苦しい…
・面倒な資料作りは苦手
・気づけば文字を量産しているだけのレポートみたいになる
こんな悩みをお持ちの方に向けて経験論を以下に綴っています。
取り合えあえずやってみようと作り始めたものの、見にくいとリーダー・アドバイザー・世話人などから言われ
発表事例集なんかを手に取り、見よう見まねでやろうとするも参考になっているのかどうかもわからない経験は誰にでもあるかと思います。
この記事では見にくい資料から見やすい資料になるポイントを紹介していきますよ^^

見にくい資料とは?

筆者はQC自体が大嫌いで、改善で無駄を無くすならQC活動自体を無くせば良い!とずーっと思っていました。
資料作りは本当に嫌で、初めて作った資料では、文章&棒グラフのみで作り切ったこと覚えています。
事例の発表では聴講者が全員首をかしげて、中には苦笑いしている人もいました。
失敗を繰り返していく中でわかったことは、見にくい理由は文章が多い資料です。
資料に書いてあることを読んでいく発表は最悪です。
聴講者の立場を考えてください。発表者がいるのに誰も資料を読みたく無いんです。

見やすい資料とは?

 

見やすい資料(良い資料)は、発表が無くても資料だけ見れば90%内容が分かる資料です。

どのページを見ても、見て分かる内容ばかりになっていますね。

資料だけでは10%がわからなくても発表を聞けば理解出来る資料・発表で理解が深まる資料です

ポイント1 資料内はキーワード単語のみ!文章は発表者が言うべし

資料の中の文章はです。聞いている人を【聴講者】と言いますよね?

簡単に言うと聴講者は見て、聞いているだけです。 大会などに聴講に行かれた方は分かると思いますが

文章を読みに行ったことは無いですよね? あったとしても体が拒否して読んでいないのかもしれません。

 

資料の中にテキストを入れる場合はキーワード単語までにしたいですね。

資料内の例

悪い例 【全員参加の改善により50%の工数低減に成功しました!】

良い例 【50%低減】

 

 

ポイント2 写真を多く大きく使え!

 

写真を多く取り入れる資料は良いですね。何よりも現地・現物の中身が見えるからです。

 

注意点
1.写真は1つのスライドに多く使うと、1枚1枚が小さくなるためスライドを増やしてでも大きく使うべき

2.写真の中でも見て欲しい部位にはアニメーションをつけて強調できると良い

3.撮影の際に写真が暗くなってしまう場合は編集で明るくするべき

 

ポイント3 数値化しグラフ化・図化して示せ!

 

聴講者は数値化することで何よりもイメージが湧きやすく、聞き入るモードに入ります。

数値化すればグラフや図化することも可能ですね。

 

数値化出来ない原因は2つ
数値化出来ない原因は2つあります。
1.現状のデータ取りが出来ていない。足りないから
→再度、データ取りを進める。
2.体感的なもので表現しにくい
→写真に人を入れて、吹き出しをつけ、表現をする。

資料なんて手書きで大丈夫!

 

PCの勉強の為ならば、一生懸命パワポで時間を掛けて作っても良いですが、人で不足の世の中で現場に時間は無いのが現状ですよね。

 

グラフも図も、なんでも手書きで良いんです!

 

無理して背伸びする必要なんでありません。恥ずかしくも何ともありませんよ!

 

現に愛知で車を作っている割と大きな会社の役員が言っているほどですからね。

 

実際その会社内で手書き資料のサークルが社内大会で金賞(優勝)している事例もありますよ。

 

内容、見やすさが大切です。無理してパワポやエクセルの操作から学ぶ必要は無いです。

その時間、さらに現地の改善を進める方がよほど効率的ですから。
ただし今の時代PC操作が弱いと未来、通用しなくなります。
頑張って覚えてしまえば簡単なものです。

まとめ

 

・資料内の文字は、キーワードのみの表記。内容は発表者に喋らせるべき
・写真は明るく大きく(スライドが増えても良い!)
・数値化したものをグラフか図で示せ
・無理にPC操作に時間を取られるな

 

さいごに

大会での発表を聞いていると、皆パワポのアニメーションの動きがすごいですよね。

専任者が業務時間にやっているサークルもありますが、実際めちゃめちゃ時間を掛けて作っています。

 

ただ、せっかく良い改善事例であっても背景を変えたりパワポをいじり過ぎている資料もチラホラ見かけます。
やり過ぎると聴講側としてデザインに意識が行きすぎて見る気になれません。
【俺すごいっしょ?】といったアニメーションは逆効果です。やり過ぎは逆効果ですね。
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