労働組合のある大企業へ転職するメリットとデメリットは?現役トヨタ系社員が徹底解説 

大企業への転職ってどうなの?と思いの方

この記事では実際に自動車大手の会社で
長年働いてわかったメリット・デメリット
について生の声をご紹介します。

じっくり考えてみるきっかけになれば良いかなと言う想いを綴っていますので安心して読み進めて見てください。

 

 

冒頭にひとつだけ言っておくと、
転職だと新卒でいる社員よりも
低評価なのでは?と思っている人がいますが、

全く関係ないです。

キャリアで採用されて
成果をあげた方が評価が得られすい
時代です。
多くの会社は人手不足ですからね。

 

 

絶対大企業が良いんでしょ?

もちろんメリットは大きいけれどデメリットだってあるんですよ〜それでは見ていきましょう

 

 

 

大企業へ転職したときのメリット(利点)

 

 

 

平均より良い給料が得られる

 

2019年9月の国税庁調査によると、2018年度の平均年収は約441万円という結果でした。年齢等にもよりますが高卒の給与でも30代で平均より高い給料に到達する会社が多いです。

 

 

なんと言っても大企業で年収が高くなるのは一般的にはボーナスが多いからですね。トヨタ系では年間5ヶ月から6ヶ月の支給をされているところが多いです

 

やはり基本的には安定していることが1番のメリットですが

ただ大企業と言っても部署によって手取りは毎月しているわけでもありません。

 

部署によっても様々な手当てによって手取りのバラツキが出ます。

 

 

 

 

残業手当て

残業がゼロの部署もあれば、月70時間とかやっている部署もある

平均的に残業時給は2000円くらいはあると思うので14万の差

平社員でも役職のついている人間より多い給料になることもある

 

 

 

 

変則勤務手当て

事務系や技術系には変則的な勤務は少ない。休日出勤がたまにある分の手当てが出たりしますが

生産現場には3交代勤務、4交代勤務、昼夜勤勤務など様々です。夜勤があると手取りは多くなる。

 

 

 

まずは平均を上回る安定した給料が入ってくる点が大手の醍醐味ですね。

 

 

中小企業よりも休日が多い

 

大企業では年間の休日数は120日以上になるところが多いですね。

 

 

年末年始、ゴールデンウィーク、お盆には10日前後の休日があります。中には3大連休も稼働日、営業日としている会社の場合は少し時期をずらして連休をもらえたりします。アナウンサーなんかはそうですよね。また年に2回2連休をとれるような制度がある会社もありますね。土日とくっつけて4連休です。

 

 

 

更には有給休暇もわりと取りやすいです。労働組合が強い会社は特に取得促進をしている分、逆に有給休暇をとらないと怒られてしまうような雰囲気がありますね。中小企業で、【有給なんて、あって無いようなものだ…】という声も多く聞きますが大企業にはわりと取りやすいですね。1年で20日有給休暇を消化して年間合計140日以上も休みになる人もゴロゴロしてます。

 

 

 

ここも大きな特徴ですよね。年に3回の長期連休は心身共にリフレッシュできます。

 

 

 

労働組合に守られている

 

 

大企業には労働組合があるところが多いです。

 

 

労働組合とは労働者(=組合員)たちで作っている会社とは別の組織です。一般的には組合がある会社に就職・転職すると経営側に昇格するまでは加入することになるのが一般的ですね。労働組合は労働者(組合員)から毎月組合費を給与天引きで集めていて組織運営しています。

 

 

 

良い会社ってどこで判断?って思う人は労働組合があるか、またそのHPなどで活動状況を見てみて判断するのも良いですね。組合活動が活発なら良い会社です労働組合になんでお金を払うの?と疑問に思う人も多いですが、実際強い組合があってこそ、労働者への報いがあります。

 

 

 

なので、株価とか社員数とかで判断するのは間違いですね。このように違った視点で企業を見つめることはとても重要です。

 

 

 

また、労働組合は大きく3つの柱で成り立っています。

 

・会社へ要求する柱

・仲間で助け合う柱

・会社を監視する柱

 

 

 

なんと言っても大企業の労働組合はわりと強いです。労働組合は賃金や一時金の要求(春闘)をしたり会社制度改定などの要求もします。最近ではワーママの為やワーパパの為に会社側に【在宅勤務を導入してください!】みたいな要求もありますね。

 

 

あとは、あまり日本国内では聞きませんが、ストライキ(闘争)を起こせる状態を作っていたりもします。この資金はストを起こすための機材準備とかのお金と言うよりは、労働者がスト中の欠勤扱いで給与が支払われなくなっても、ひとりひとりの日当分を確保しているから、いつでもスト起こせますよ?という会社へのけん制の意味が強いです。資金が多ければ多いだけ強いですね。

 

 

 

とはいえ、海外なんかではよくストライキが起きがちですよね、日本では労使協調という考え方(会社側の人間も労働者も対等に協議する考え方)が根付いてきていますのであまりストライキは起きませんね。実際にやったところで何も生まれないことはわかっていますからね。

 

 

 

仲間で助け合う柱と言うのは先ほどの闘争資金もそうですが、たとえば組合員の身内に不幸があれば香典を出したり、組合員の住宅が自然災害で一部倒壊してしまったり、浸水してしまったりした場合に共済金が出ます。労働組合の大きさ(強さ)によってこの共済制度はそれぞれですね。

 

 

 

会社を監視する柱というのは、会社側と組合側で決めた規則などをしっかりと守れているのか等をチェックしている感じですね。もちろんセクハラ・パワハラ・マタハラなどのハラスメントに対しても目を光らせている感じです。必要に応じて対応していく柱ですね。

 

 

良い企業とは労働組合の活動が活発です

 

福利厚生がアツい

 

 

福利厚生ってそもそも何?と言う声もありますが、ここでは具体例を紹介します。例えば会社=法人なので法人限定サービスを受けられたりします。旅行などで使えるエクシブとかが有名ですかね。会社によっては1年で5万円分のポイントがもらえて、旅行に使えたり、自己啓発の習い事が出来たり、家電に換えることができたりもしますよ。

 

 

また、近隣エリアの外食が10%割引で利用できたり、薬局で使える10%引きチケットがあったりします。

私生活を充実させてもらえるものが多いですね。

 

彼氏や彼女の親に結婚を認められやすい

 

え?何言ってるの?

 

と思いますよね。でも事実ですよ。

親世代と言うのは子供の結婚に対しても心配に決まっています。

子供の結婚相手はどこまで行っても他人ですからね。

 

 

 

そんな時に一番心配なのはまず経済力です。【お金じゃ無いよ、大切なのは愛だから】なんて言う人もいますが

はっきり言っておきます。絶対お金です。

 

 

そんな時に転職先が大手の会社ならまずは安心されることでしょう。

 

 

私も子を持つ親ですが、もしも子供の結婚相手が来たら80%は経済力を見ます。

いや、正直なところは考えたく無いものですけどね。

大企業に勤めているだけで社会や世間からはよく思われます。

 

 

それではこの記事でのメリットはここまでとしてデメリットについても見ていきましょう。

 

 

大企業へ転職したときのデメリット(短所

 

さてここからは大企業にありがちなデメリットを紹介していきましょう。

いくら大手に勤めていたって世間からの目線が良いだけで中は残念なことだって山ほどあります。

なんで大手は世間からよく思われるのか?についての回答としては【良いように見せているから】です。

 

社会貢献活動だったりボランティア活動だけでも株価への影響があります。

 

 

 

大企業が絶対に良い!という時代はもう終わりを見せているかもしれません。

今の時代あのトヨタでも様々な企業と手を組み、生き残りをかけた経営をしていますよね。

特に自動車産業は今100年に1度の大変革期だなんて言われています。

 

 

 

若者の車離れは改善不可のような問題ですし

車の電動化によってエンジンが無くなるのでは?とか、カーシェアの時代が当たり前になれば台数が売れなくなる。

と言ったように危機に迫られています。ベンチャー企業や零細企業が化ける時代ですから転職する企業は広く調べるべきです。

 

 

さてここからは大企業のデメリットに触れていきます。

 

 

殺伐とした雰囲気になりがち(中小企業に比べて)

 

企業(職場)は2種類に別れます。【活き活きした職場】と【殺伐とした職場】です。

 

 

もちろん誰もが【活き活きした職場】で仕事がしたいと思っていますよね。でもなんで大企業には殺伐とした雰囲気になりがちかと言うと、一言で言うとアットホーム感を作り出せないからです。※大手が皆では無いですが

 

 

 

中小企業や零細企業になるほど統率がとれやすいですね。社員の少ない職場で家族より顔を合わせる時間が長い仲間通しだと、仕事も皆が一貫して理解しあえる=苦しさも皆で共有しやすいので助け合いの空気が生まれやすいです。だから【活き活きした職場】になりやすかったりします。

 

 

 

大企業は統率が取りにくいのが弱点です。部署が多いので各職場においての雰囲気も違います。また人の異動もあれば職場の雰囲気が変わり、変化に対応出来ない人は基本ディスり続けます。人のせいにする文化人はめちゃくちゃ多いです。こんなことから【殺伐とした職場】になりがちです。

 

 

 

大企業病になる→対処法も紹介

 

大企業病とは、ググれば出てくるんですが上でも紹介した通り部署が多すぎるし会社の方針とかが社員に伝わらなかったり、逆に下からの声が上に届かなかったりして双方向のコミュニケーションが取れずに陥る状態です。

 

 

これは社員数が多ければ多いだけ起こりがちですね。これによっていろんな人間が出てきます。

 

 

 

ペーペーも管理職も共通
・俺は聞いていない。と不貞腐れて自分勝手なタイプ
・一匹オオカミ オラオラタイプ
・真面目すぎて部下と意思疎通が図れずに心の風邪を引くタイプ
・下は無視で上にごますりタイプ
・もはやあきらめていて、何も行動しないタイプ
・空回りタイプ

あなたの今の上司や仲間に当てはまるタイプはありましたか?これからAIやIotが普及すると人間はコミュ障になる人が増えてきます。うつになる人も増えると言われています。だからこそ物事を俯瞰(ふかん)して見ることが大切ですね。
※俯瞰とは 例えばひとつの問題に対してそこだけを一生懸命見るのではなくて、まわり全体からその問題を見るスキルのような感じです。

例えば富士山の一本の木の枝が折れそうだったとします。その現場まで行って枝の修繕に一生懸命なる人もいますが、富士山全体が見える場所から見るとどうでしょうか?

 

折れそうな木の枝が一本ある事実は分かっていても全体はまだ綺麗ですよね。これが全部の木の枝が折れたら美しい景観は失われます。なので一本の修繕集中するより全体に影響が出ないようにするにはどうしたら良いだろうか?と考える思考こそ俯瞰して見ると言うことです。

 

危機感の無い人間が多い

 

 

これはめちゃくちゃいます。どんな人かと言うとクビになることは無い、腐ってても金はもらえる。頑張ってやったところで給料は変わらない。のほほんとやっていよう。と言うタイプです。大企業病のひとつかもしれませんね。

 

 

会社の状況を知らされてわかっていても、危機感を持たないので行動に移らない。

 

 

新卒の人はその会社しか知らないので染まってしまいそうなりがちです。転職した人は、勇気をもって職を変えた行動力があります。なので転職先の会社に入社したあとも行動力が高いので評価されやすいですよね。

 

 

勘違いを起こす人間がいる

 

大手の会社は連休が長いですよね。でも自分たちが連休を取れるように、休み中は外注をフル活用していたりします。

 

ここで仕事を下請けや外注にすることが業務の人間もいます。勘違いを起こす人間のひとつに【俺が仕事を出してあげてる】

 

みたいに偉そうな態度の人間です。パワハラ人間になりがちですね。

 

 

大手に転職をしてもここは間違いなので注意です。外注には本来逆に敬意を払うべきですからね。

 

大企業へ転職のおすすめのサイトは3つ

 

 

他の記事にありますが職を探すならとりあえず次の3つで十分だと思います。実際に良い就職・転職に繋げたいですよね。

 

最短ルートは勝ち組が使ったエージェント(仲介サイト)をマネして利用することです。

 

 

大手企業が求めるのはキャリアのある人間の方が欲しいです。即戦力、今この記事を読んでいる人には既に調べると言う行動力があります。

 

是非チャンスを見つけて下さいね^_^

 

 

 

 

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